Misato&Mas

カヌー振興に向けてCanoe

カヌー振興のきっかけ

1982年(昭和57年)の「くにびき国体」では、カヌー競技のスプリントを旧邑智町で、ワイルドウオーターを旧大和村で開催し、この大会をきっかけに美郷町ではカヌー競技が盛んになり、現在におけるカヌー文化の定着に繋がりました。

カヌー部の活躍

県立邑智高等学校(現在の島根中央高等学校) と邑智中学校に、全国でも数少ないカヌー部が誕生し、多くの優秀な選手を輩出してきました。高等学校カヌー部は全国高校総体や国民体育大会に島根県代表として出場し、毎年好成績を収めており、昨年度の国体では全国2位となりました。その選手が美郷町の出身です。邑智中学校カヌー部も毎年のように全国大会に出場し、活躍を見せています。また、OBや経験者らによりカヌークラブを発足させ、ジュニアの育成に励んでいます。

国際交流

カヌーをテーマにした町づくりにも取り組み、1991年(平成3年)には町内にカヌー体験ができるアウトドア施設「カヌーの里おおち」と「カヌー博物館」を建設しました。カヌー博物館でインドネシアのカヌー「ジュクン」の制作実演を行ったことが縁で、バリ島マス村との交流が始まり、友好協定を結んでから四半世紀を迎えます。

地域振興

カヌーの里おおち建設後は同敷地内にB&G財団を誘致したり、カヌーの里をスタート地点にし美郷町内を流れる江の川を下る全長約10kmに及ぶ「カヌー駅伝」を開催したりと、カヌー人口の普及を促進しました。
地元浜原地域の住民が中心となって「浜原カヌー祭り」を毎年開催しており、地域内外、町内外から多くのカヌーファンの参加があります。
また、2016年(平成28年)より「島根県スポーツレクリエーション祭・しまねカヌーフェスタ」が、カヌーの里おおちをメイン会場に開催されるようになりました。現在では浜原カヌー祭りをスポレク祭カヌーフェスタと同時開催し、町民と島根県が一体となってカヌー文化を盛り上げています。

美郷町を会場として行われた主なカヌーの大会(1999年以降のもの)

◆信喜会場(スプリント)
・島根県高等学校総合体育大会(毎年)
・中国高等学校総合体育大会(2019)
・国民体育大会島根県予選(毎年)
・国民体育大会中国ブロック大会(1999,2003,2009,2014,2019)
◆大和会場(スラローム・ワイルドウオーター)
・国民体育大会島根県予選(毎年)
・国民体育大会中国ブロック大会(1999,2003,2009,2014,2019)

2030国民スポーツ大会 カヌー競技会場が美郷町に決定!

2030

2030年の国民スポーツ大会島根大会のカヌー競技会場が美郷町に決まりました。種目は、
◎スプリント(静水に設定された区間を通過する時間を競う)
◎スラローム(設置された複数のゲートを、上流から順番に通過して下る時間を競う)
◎ワイルドウォーター(激流に設定された区間を漕ぎ下るタイムを競う)
が予定されています。
スプリント会場は町内の信喜地域が予定されており、現在カヌー施設整備に向けて、準備を進めています。

中国太郎、江の川で繰り広げられる、熱い戦い。パドルを巧みに操りながら激流を下る、色とりどりのカヌー。
国民スポーツ大会の成功に向かい、町民と共に取り組んでいきたいと思います。