第2章 資源利活用

第1章

夏イノシシ(駆除イノシシ)の資源利活用
イノシシの生体搬送

イノシシの駆除期間は3 月から10 月まで。しかし、この時期に捕獲されるイノシシの多くは痩せて脂肪のない赤身の肉質のため、市場での商品価値がなく、ほとんどが埋設処理されていました。本当に『夏イノシシ』には価値がないのか。これを確かめるため、2001 年から近畿中国四国農業研究センター(現:農研機構西日本農業研究センター)と共同で夏イノシシの肉質を分析した結果、高タンパク・低脂肪でヘルシーな肉であることがわかりました。
また捕獲現場から食肉処理施設までイノシシを生かしたまま搬送する技術が開発され、適切に処理された安全なイノシシ肉を安定供給できるようになり、夏イノシシの商品価値も一層向上しました。

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美郷バレー構想

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