第1章 鳥獣被害対策の抜本的改革

第1章

捕獲確認方法の見直し
住民主体の組織の再編制

1999年、美郷町は農林水産省中国農業試験場(現:農研機構西日本農業研究センター)が行っていた総合的な獣害対策の研究に調査研究フィールドとして協力するとともに、野生鳥獣から農作物を守ることを学びました。
同時にそれまでの害獣捕獲体制を見直し、猟友会に依存した組織から、農家・住民を主体とした駆除班組織に再編成。狩猟を目的とする猟友会が中心の体制から、獣害削減を目的とする農家・住民の組織に変わることで、主体性を持って自らの農地を守るという意識が促されました。このことが『補助金』『猟友会』『行政』という3つの依存体質から地域が脱却する第一歩となりました。

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美郷バレー構想

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