麻布大学環境科学科が美郷町でフィールドワーク初実習
2021年12月17日~12月19日

実習1

令和3年12月17日~12月19日の3日間、麻布大学生命・環境科学部環境学科の学生14名(学部学生12名、大学院学生2名)が環境科学科の授業科目「生物多様性フィールドワーク演習」をはじめて美郷町で実習を行いました。
当初は移動日を含む9月2日から9月6日の期間で実習予定でしたが、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の延長を受けて延期となっていました。

実習2

実習期間はあいにくの寒波で美郷町内では積雪がありましが、麻布大学フィールドワークセンター玄関で嘉戸隆町長の出迎え後、講義室で歓迎を受けたのち、早速、麻布大学学生さんたちは、野生動物に関する実習として主に、センサーカメラ(赤外線自動撮影装置)を動物の痕跡を探して設置・回収して行動と調査法を学び、また、タイガー(株)と(株)おおち山くじらの2つの食肉解体処理施設で捕獲されたイノシシの解体処理作業を見学してと殺個体から食肉になる過程や食肉の衛生管理を学びました。
さらに、鳥獣害対策を実施している農家や吾郷婦人会、美郷バレー参画企業から、雪の積もるフィールドでイノシシやサルから農地を守るための対策を聞きました。
また、美郷町内の農地周辺の植物調査を行うなどのフィールドワークを短期間に集中して行われました。

実習3

美郷町役場山くじらブランド推進課(現在:美郷バレー課)から、山くじら物語第1章から第5章美郷バレーについて講義を受け、美郷町と麻布大学との交流の歴史や将来に向けた町と大学の連携について理解を深めました。
3日間の昼食は山くじらを使った地元料理店のお弁当に舌鼓しました。イノシシの皮革製品も見学して美郷町の自然と人のつながりの重要性を学びました。
新型コロナの影響も落ち着くと、たくさんの学生さんが入れ替わり美郷町に滞在する見込みとなっており、町民からは学生さんとの交流を楽しみにしているという声が聞こえてきます。

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美郷バレー構想

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