サツマイモと竹マルチ

写真1

“雅ねぇ”こと獣害研究家 井上雅央(いのうえ まさてる)さん(以下、「雅ねぇ」)が持っている竹(モウソウチク)。
実は雅ねぇが1990年代、奈良県農業試験場で働いていたとき、竹をマルチ代わりに活用することを考案しました。当時は農業専門誌『現代農業』(農山漁村文化協会出版)で全国に紹介され衝撃を与えたほどです。
雅ねぇが発明者!
竹林内の整備にも一役・・・SDGsの言葉以前に環境にやさしく、けものの潜み場所をなくしていく一石二鳥、三鳥の発案です。

写真2

軽トラに屋根に係る長さ(2.5m程度)に切りそろえて竹。
モウソウチクは元口(木口)から末口にかけて細くなるため、畑に敷きならべた際に隙間ができるため、写真左の写真のように竹の先まで切って使いうことをおすすめします。
真竹(マダケ)は元口と末口の太さがあまり変わらないので筏のようにきれいに畑に敷き詰め、並べることができます。また、軽くて持ち運びが楽です。欠点は、竹に厚みがないため活用は良くて1年から2年までと持ちが悪いところです。

写真3

梅雨に入り、雨上がりに雅ねぇが青空サロン畑に訪れました。
竹マルチの間に植えられたサツマイモの成長具合を見に来ました。
「よう成長しとる(関西弁)」
「あっ、竹の間にジャガイモもはえとんなー(笑)」
ちょうど1年前放送されたNHKスペシャル番組『獣害転じて福となす~雅ねぇと中国山地の物語』で大ブレークして今も魅力は衰えない雅ねぇ。
竹マルチの発明者がまさか、雅ねぇとは!

写真4

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美郷バレー構想

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