雅ねぇと獣害対策通り

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 「いいですか~。大きくなった柿はこうやって伐って枝を仕立てますよ」
4月18日(月)、東広島市から市役所職員4名と同市豊栄町の農業者9名に雅ね(=獣害研究家 井上雅央先生)の関西弁が新緑にこだまします。
東広島市からの視察来訪者で令和5年度の視察(=美郷バレー観光)シーズンがスタートしました。
キウイフルーツ、柿や栗、柚子などの柑橘類の木々が低く剪定されている青空サロン畑。

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昨年9月のフォーラムや小学校5年生の山くじら学習の学びの場、通称“林間学校”(校長は雅ねぇ)で放任果樹の剪定と管理、再生を学び、ときには昆虫標本の展示がされるなど次々と企画イベントされる空間です。
東広島市の美郷バレー観光は2つのスポットを巡った後、3つ目のスポットとしてタイガー(株)ので鳥獣対策や対策製造機器メーカーの強みをいかしたタイガー(株)の説明・指導を受けることのできるが展示研修圃場があります。東広島市の皆さんは何通りものワイヤーメッシュや電気柵の設置の仕方に高い関心を寄せられていました。

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いつからか、いくつものスポットを巡る1㎞近い通りを“獣害対策通り”と呼び、獣害対策にとどまらない手作り感満載の地域おこしの要素が詰まっています。
“身の丈”“主体性(自分ごと)”“人と人のつながり(結・コミュニティー)”といったキーワードが通りにはちりばめられ、何よりも行政に頼らない住民・企業等の活動が通りの魅力を醸し出しています。
極めつけ、スポットの4番目に、地元集会所で地元の女性グループ青空クラフトや吾郷なでしこ会との会話で、獣害対策や地域おこしには女性が主役になることの大切さを学ぶことができます。
美郷町内の数々の観光スポットとは一味違った獣害対策通りの魅力が人の手によってますます輝いています。

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美郷バレー構想

美郷バレー構想