2023 地域おこしの原点!人が人を呼ぶ“たまり場

写真1

1月末の寒波で「サルの撃退研修会」が延期により2月6日(月)午後、開催場所になった都賀行公民館。
公民館の入口には大和村立都賀行小学校の名残が公民館入口にプレートとして刻まれています。
平成16年(2004)3月21日、都賀行小学校の閉校式後、平成16年10月、市町村合併して現在の都賀行公民館になりました。全国で廃校や公民館として活用したケースは多々あります。でも大切なのはその建物ではなく、中身、つまり、そこに暮されている人々の営みになります。

写真2

教室として使われていた会議室には、16名の地域の人、その多くは60歳以上。
講師は獣害研究家の“雅ねぇ(まさねぇ)”こと、井上雅央(いのうえ まさてる)先生、電気柵に詳しいアドバイザーには美郷バレー・きゃらバンを展開している美郷バレー協定企業のタイガー(株)小林一木(こばやし かずき)さん。
窓越しから残雪が見える会議室でも笑い声や積極的な意見が飛び交います。熱心にメモをとる人も見られます。
参加者から「香茸茶(こうたけちゃ)」や、ドクダミやカワラケツメイを原材料にした町特産「まほろば茶」が研修の合間に提供され、会議室は時間とともに賑わいが増してサロンになりました。

写真3

「次は現地でサルの撃退を研修!」「●●さんの畑で電気柵の設置が上手くいっているか見てみよう」など若々しい活発な会話で2時間の研修が終了しました。
立春を過ぎて春の訪れとともに、都賀行公民館は2年間やってこられた獣害対策研修を機に都賀公民館が気軽に立ち寄れて集える“たまり場”に変わり、徐々に地域おこしに進化しようとしています。新型コロナが落ち着き、これから美郷町には麻布大学の学生はじめ、美郷バレー関連団体の方が増えてくることが見込まれます。明るく、楽しい“たまり場”には、人を惹きつける魅力(元気が湧いてくる)があります。
地域おこしは、人おこし。
今後、都賀行公民館の活動に多くの人の訪れも来る予感のする1日でした。

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美郷バレー構想

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