フォーラム・結び・美郷バレーの源流

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フォーラム1週間前9月23日の朝、青空サロン畑や市場を運営してきた吾郷地域なでしこ会の農村女性のメンバーや地域有志でサロン畑の整備、道端やフォーラムの駐車場になる空き地の草刈りを自主的に作業する光景がありました。

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フォーラムが終わり、10月1日(土)の午前中、平日の参加ができなかった浜田市金城町の一集落7戸の住民の皆さんが青空サロン畑に視察に来られました。20年を越える住民活動、いつもと変わらず、みんなで温かく視察者を迎えて案内しました。
「7戸の高齢化した集落だけど地域を何とかしたい」という思いからの来訪、小一時間の交流後、別れ際には「必ず、また時間をかけてきますね」という声が口々に聞かれました。

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翌日は小さな集会所で吾郷地域なでしこ会の主催で1年ぶりに青空サロン収穫祭が開かれました。
地域の子供からお父ちゃんまでこれまでのサロン畑や市場の取り組みなどを懐かしみながらおかあちゃんの美味しい手弁当に舌鼓。和やかな時間を過ごしました。

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大勢で賑わった山くじらフォーラム3日間とは一味違うフォーラム後の2日間。こじんまりと地味ながらも温かみのある自分たちの暮らしを悲観するのではなく、ここに暮らす人がまずは楽しむことから始まった物語。20数年たって誰も歳を重ねても脈々と色あせず息づいている美郷バレーの源流を見ることができました。
山くじらフォーラム2日目の「主体性(自分ごと)」「楽しむ」ことの大切さを講演されたNHK棚谷先生の言葉と、20数年の獣害・山くじらを社会テーマに美郷町の人々の歩みを記者時代から誰よりもずっと見守ってきた中国新聞論説委員石丸賢さんの令和3年1月21日の記事「昔も今も人を呼ぶのは人」の一文が重なりました。
「美郷町で築かれた人的ネットワークには時間も手間もかかっている。「見えざる財産」なのである。・・・魅力的な人のつながりがないような地方に一体誰が引かれ、ましてや根付こうとするだろうか」(記事抜粋)。
山くじらフォーラム後の内発的な2日間の住民主体の活動に美郷バレーの源流は奢ることなく身の丈の地域おこしが今回の山くじらフォーラムの魅力につながっているとフォーラム主催者として感じました。
第3回山くじらフォーラムのおまけでした・・・参加者の皆さま、美郷バレーはじめ関係者の皆さま3日間ありがとうございました。
(主催者・担当 美郷町美郷バレー課)

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美郷バレー構想

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